プラスチック製のフリーザーバッグを使い捨てにしているのがイヤになってきちゃった。丈夫で長持ちするいい保存バッグはないかなぁ?
それなら、シリコーン製の「スタッシャー」がおすすめだよ!
食品の冷凍保存や子どもの持ち物整理に、プラ製の保存バッグをずっと使っていました。
薄くて軽くて場所を取らずに便利。だけど、数回使うと破れて使えなくなってしまうため、定期的にゴミが出てしまうことが気になる。
プラ製の保存バッグのような使い勝手で、もっと環境にやさしいものはないの? と探していたときに見つけたのが、シリコーンでできた「スタッシャー」でした。
3年ほど使っていますが、透明で中身が見えて、繰り返し使っても破れない丈夫さが気に入っています。
こちらの記事では、スタッシャーを冷凍保存の容器やポーチとして使った感想、サイズや値段の比較表を紹介します。
スタッシャーとは
「Stasher(スタッシャー)」は、2016年にアメリカのカリフォルニア州で誕生したブランドです。
創設者のキャット・ノーリは、子ども達のランチに用意したサンドイッチをプラスチックバッグに詰めた際、プラスチックを使い捨てにしている現状に疑問を持ちスタッシャーの開発に着手。
食品向けに使用可能なピュアプラチナシリコーン製の保存容器「スタッシャー」を生み出しました。
シリコーン100%のスタッシャーは、人体に有害なビスフェノールA(BPA)、ビスフェノールS(BPS)、ラテックス、鉛フタル酸エステル類を含みません。
そのため、プラスチック製の保存バッグに比べて安心して使用できます。また、丈夫で繰り返し使っても劣化しにくいことが特徴です。
アメリカで特許を取得したピンチロックシステムによってしっかりと密閉できるため、水分が漏れにくく、スープや水分の多い料理の保存にも適しています。
マイナス18℃から250℃までの温度で使用でき、電子レンジやオーブンにも対応。冷凍庫から直接オーブンへ入れることもできます。食器洗い乾燥機での洗浄も可能です。
スタッシャーのサイズと値段
スタッシャーには以下3つのタイプがあります。
BAG(バッグ) | STAND-UP(スタンドアップ) | BOWL(ボウル) |
マチ(底)が2.6~4センチほどの 平たい保存バッグ | マチが広い自立タイプ | マチが楕円形になっており調理にも便利 |
各タイプはさらに細かなサイズ展開がされており、用途に合わせて選ぶことができます。
以下では、それぞれのタイプの特徴やサイズ、価格を紹介します。
BAG(バッグ)
名称 | GO BAG (ゴーバッグ) | POCKET (ポケット) | SNACK (スナック) | SANDWICH (サンドウィッチ) | QUART (クォート) | HALF GALLON (ハーフガロン) |
価格 (税込み) | 2,420円 | 1,100円 | 1,430円 | 1,760円 | 2,860円 | 2,420円 |
サイズ (縦×横×マチ) | 20.7×14.6×3.81cm | 11.5x9x2.6㎝ | 12.7×19.3×2.6cm | 19.1×19.3×2.6cm | 23.3x19.5x3.8cm | 26.1x21.6x4㎝ |
容量 | 532ml | 118ml | 293.5ml | 450ml | 1.18L | 1.92L |
カラー展開 | クリア、ブラック、ピンク、ウォーターフォール | クリア、アクア | クリア、アクア、レッドなど9色 | クリア、アクア、グリーンなど19色 | クリア、アクア | クリア、アクア、ピンク、ラベンダー、ブルー |
「BAG」は平たい保存バッグ。サンドイッチや小分けにした食材の保存に便利です。
シリコーンがすべり止めの働きをしてくれるため、中にいれたものが動きずらく、バラバラになってしまうのを防いでくれます。
コスメや小物を入れるポーチとしても使いやすく、海やプールへ遊びに行くときに濡らしたくないものを収納するのにもおすすめです。
スナック、サンドウィッチ、クォート、ハーフガロンには「EZシリーズ」という開け口につまみのような部分がついた開閉しやすいシリーズも展開されています。
サンドウィッチとクォートはEZ仕様のみの販売となっています。
STAND-UP(スタンドアップ)
名称 | MINI (ミニ) | MEDIUM (ミディアム) | MEGA (メガ) |
価格 (税込み) | 2,200円 | 2,530円 | 3,520円 |
サイズ (縦×横×マチ) | 14.6×19.1×6.5cm | 18×21.6×9cm | 21×24.5×11.5cm |
容量 | 828ml | 1.6L | 3.07L |
カラー展開 | クリア、アクア、ピンク、グリーン | クリア、アクア、ピンクなど6色 | クリア、アクア、ピンク、グリーン |
「STAND-UP(スタンドアップ)」はマチが大きく、自立するタイプの保存バッグ。
カットしたパンや野菜、フルーツなど大きな食材を入れるのに便利です。調味料と食材を入れるて湯煎調理にも使えます。
BOWL(ボウル)
名称 | SS | S | M | L | LL |
価格 (税込み) | 1,760円 | 1,980円 | 2,860円 | 3,960円 | 4,620円 |
サイズ (縦×横×マチ) | 12.1x15.2x6.4cm | 12.7x19.1x7.6cm | 14x23.5x10.2cm | 15.9x27.3x12.7cm | 17.1x31.1x15cm |
容量 | 236mL | 473mL | 946mL | 1.41L | 1.89L |
カラー展開 | クリア、ブルー | クリア、ラベンダー、ディープオーシャン | クリア、グリーン | クリア、レッド | クリア、ブルー |
「BOWL(ボウル)」は底が楕円タイプの保存バッグ。口が開いた状態で自立するため、調味料を入れたり混ぜたりと複数の工程がある調理にも使いやすくなっています。洗うときも汚れを確認しやすいため、調理に使う機会が多いならボウルがおすすめです。
両端は注ぎ口のような形状になっており、スープのような液体が注ぎやすく液だれしにくいことも特徴。
スタッシャーの中で調理して、そのままお弁当箱や食器代わりに使うのもおすすめですよ。
スタッシャーの使い方
スタッシャーは食材や小物の収納に便利な保存バッグです。
以下では、BAGのサンドウィッチとハーフガロンを実際に使っている感想をお伝えします。
冷凍保存
ハーフガロンは、おもに食材の冷凍保存に使用しています。
プラスチック製の保存バッグを使っていたときは、ラップで1回分ずつ個包装にしていましたが、スタッシャーにしてからはそのまま入れてしまっています。
1回分のかたまりにして一度冷凍し、凍ったら詰め替えています。
ズボラなので買ったときのトレーのまま冷凍したくなるけど、それでは冷凍焼けが心配。
スタッシャーなら密閉できるし個包装しなくてもいいか、ということでこのやり方にしています。
一度凍らせることで肉の油分がスタッシャー内部につきづらく、洗うときもラクです。
口の部分にラベルを挟んでおけば、豚・牛・鶏など肉の種類もパッと確認できます。
開口部は1センチほどの厚みがあり、開け閉めを繰り返してもプラ製バッグのように端が裂ける心配は少ないです。
洗うときは洗剤をつけたスポンジを中に入れてゴシゴシとこすり洗いをしています。
裏返したくなるけど、口の端が裂けてしまう可能性があるためバッグの中に手を入れて洗います!
ポーチ
サンドウィッチはポーチとして使うことが多いです。子どもが小さかったときは、マグやジュースの持ち歩きに重宝していました。
スタッシャーを使う以前、リュックの中に入れていた野菜ジュースを破裂させてしまったことがありました。バスに乗った際、リュックを踏んで座ってしまったんです……。
でもスタッシャーを使うようになってからは安心しておでかけできるようになりました。
中身が漏れてしまっても、スタッシャーの口がピッタリとしまっていれば漏れることはほぼないため、リュックの中が濡れてしまう心配が少なくなります。
リップやヘアジェルなどの小物を入れても、摩擦が働くためなかで動いてごちゃごちゃしないのも良いところ。ファンデーションの割れを防げるかも?
ちなみに表はクリアでツルツルとしていますが、裏はマットな質感で触り心地もサラッとしています。
まとめ
スタッシャーの特徴まとめ
- シリコーン製で人体に有害な物質を含まない
- 密閉でき液体がこぼれる心配が少ない
- 耐久性が高く何度も繰り返し使える
- マイナス18度から250℃まで対応、冷凍保存からオーブン調理までこなせる
スタッシャーは100%シリコーンで添加物不使用。食品の保存や調理に安心して使用できる保存バッグです。
繰り返して使っても劣化しづらく、わが家では使用してもう3年になりますが、買ったときのようにきれいな状態を保っています。
プラスチック製品を減らしたいと考えているなら、ぜひ一度スタッシャーを使ってみてくださいね。
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